デスクトップパソコンやノートパソコン、スマホ、タブレットなどの機器に接続して使用するマイクが、PCマイクです。PCマイクは、ウェブ会議やオンラインゲーム、動画配信、録音など様々な場面で使われています。そんな場面に合わせて一人用のマイクから、複数人の会議で使用するマイク、動きながら使えるマイクなどの種類があります。パソコン内蔵のマイクでは目的の使い方ができない時や、より高音質・高感度な音声通信が必要な時に活躍します。
■平置き(フラット)マイク
スタンド型に比べて、小型で薄型な物が多く、持ち運びやすい形状です。広い範囲の音を拾うので、環境音の収音や会議室にいる複数人の音声の収音に向いているマイクです。
■ハンドマイク
手で持つ必要はありますが、狭い範囲の音を安定して収音できます。イベントやボーカル・ナレーションの録音などにおすすめです。PCよりも、拡声器と併せて使います。
■双指向性
正面と背面の2つの方向からの音を拾えます。向かい合ってのインタビューや対談などに使われます。横方向からの音声への感度が低く、音声を拾う角度も狭いので、ボイスチャット用のヘッドセットなどにも使われています。
繋ぎたい機器の端子に合わせたり、使用時にマイクを動かしたい範囲などによって、有線接続にするのかワイヤレス接続にするのかなど、接続方法が変わってきます。
■3.5mmステレオミニプラグ接続
スマホやタブレットなどのイヤホンジャックの端子で、主に「4極タイプ」を使用します。(3極タイプの場合はマイク用・ヘッドホン用の2本になっています)
■Type-Cケーブル接続
パソコンやタブレットなどのType-Cポートに接続できます。イヤホンジャックが付いていないiPhone・iPadなどの機種に有線で接続したい場合に便利です。
■ワイヤレス接続
Bluetoothや2.4GHz帯などの周波数を利用して機器に接続します。ケーブルがないので、テーブル上がスッキリします。通信範囲内なら動きの制限なく使用できます。
プラグの3極と4極の違い
3極:
音楽の再生などに用いられ、音声のステレオ再生が可能です。マイク機能を使う場合は、3極プラグ×2本(マイク用・ヘッドホン用)のケーブルをパソコンやスピーカーなどの出力機器に接続する必要があります。
4極:
3極の機能にマイク機能が追加された種類で、1つのプラグで「マイク・ヘッドホン」の機能が使えます。 「CTIA(海外モデル、〜2011年ごろのXperia )」「OMTP(iPhone、日本で主に採用されている規格))」の2つの規格があります。
■複数人でのウェブ会議に使いたい
複数人の声を同時に収音するなら、全指向性(無指向性)のマイクがおすすめです。また、ウェブカメラやスピーカーと一体化しているタイプもあります。
■窓口業務に使いたい
施設の受付などの業務もスタンド型マイクなら、安定した音質で両手がフリーになるので、チケットの受け渡しや資料を見せる時などに便利です。アクリルパーティションなどを挟んでお客様側にスピーカーを設置できるタイプのマイクもあります。
■ゲームをしながら気軽にボイスチャットを楽しみたい
気軽にゲームをしながらのオンライン通話を楽しみたい場合は、頭に装着するヘッドセットがおすすめです。両手を開けつつ、スピーカーやマイクを置く必要がないので、テーブルを広く使うことができます。
■動きながらの動画配信に使いたい
ヨガやストレッチの動画など、動きながらの音声を収音したい場合は、動きに制限のないワイヤレスタイプのヘッドセットや、小型で目立たないピンマイクもおすすめです。
■歌やナレーションの録音をしたい
歌声やナレーションの録音には、マイク使用者の音声だけを拾いやすい単一指向性のマイクがおすすめです。スタンド型にすれば、音声も安定しやすいでしょう。
■教員としてオンライン授業に使いたい
動きのある内容の授業ならワイヤレス接続のマイク、あまり動かないようであれば、手軽に接続できて音声も安定する有線接続のマイクがおすすめです。ヘッドセットタイプなら、常に両手が開けられるのも利点です。
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■コールセンター業務に使いたい
電話の受話器に接続できるタイプのヘッドセットがおすすめです。ヘッドセットなので、パソコン入力をしながら通話可能です。ボリュームコントロールやミュート機能付きなら、手元で音声を調整・遮断ができます。
スタンド型マイクのアームの形を変えて、口元に近い位置や音の取りやすい角度にマイクを設置できます。
電源を切ったりパソコンで調節することなく、ミュートボタンを押すだけで、マイク側で一時的に音声を遮断できます。例えば、通話中の咳やくしゃみの際や、コールセンターでお客様対応中に周りの人に相談したい時などに使えます。
マイク本体や手元のコントローラーで、手早くマイクの音量を調節することが可能です。
周りの音が入ってノイズになるのを防ぐ機能です。
遮音してノイズをなくすパッシブノイズキャンセリングと、外部のノイズになる音と真逆の音波を掛け合わせお互いが打ち消しあことでノイズを低減させるアクティブノイズキャンセリングがあります。よりクリアな音声を届けることができます。
ハウリングを防ぐ機能です。スピーカーから出た音をマイクが拾わないようにしています。