USBハブ Type-C(USB-Cハブ)とは、パソコンやタブレットに搭載されている「USB Type-Cポート」を1つだけ使用して、複数の異なるポート(差し込み口)を増設・拡張する周辺機器のことです。
近年、MacBookをはじめとする薄型のノートパソコンやタブレットは、軽量化やデザイン性を優先するために、搭載されているポート数が極端に少なくなる傾向にあります。機種によっては「Type-Cポートが1〜2つしかない」ということも珍しくありません。
そのため、従来のUSB-A端子を持つマウスやキーボード、外付けHDD、あるいは外部モニターやSDカードなどを同時に接続したい場合、この「USBハブ Type-C」が欠かせない必須アイテムとなっています。
■USB Type-Cハブでできる4つのこと・主な機能
USB Type-Cという規格は非常に多機能で優秀です。単に「USBの差し込み口の数を増やす」というだけでなく、ケーブル1本を繋ぐだけで以下のような複数の役割を同時にこなすことができます。
1. 多彩な周辺機器の接続
最も基本的な機能です。従来の四角い「USB-A」ポートを備えたハブを使うことで、使い慣れたマウス、キーボード、USBメモリ、プリンターなどを最新のパソコンでもそのまま利用できるようになります。
2. 外部モニターへの映像出力
「HDMI」や「DisplayPort」などのポートを備えたハブを使用すれば、パソコンの画面を大きな外部ディスプレイやテレビ、プロジェクターに映し出すことができます。テレワークでのデュアルモニター(2画面)環境の構築や、会議でのプレゼンテーションに非常に便利です。
3. PC本体への給電(PD充電対応)
「USB Power Delivery(PD)」という急速充電規格に対応しているハブを選べば、ハブに充電器を接続することで、ハブを通して周辺機器を使いながらパソコン本体も同時に充電することが可能です。「ポートが1つしかないから、充電中は他の機器が使えない」という悩みを解決します。
4. 大容量データの高速転送
USB 3.1やUSB 3.2といった高速データ転送規格に対応したポートや、SDカード/microSDカードスロットを備えたハブなら、デジタルカメラで撮影した写真や動画などの大容量データも、ストレスなくスムーズにパソコンへ移動させることができます。
■失敗しない!USB Type-Cハブの選び方
用途に合わせて最適なUSBハブを選ぶためには、以下のポイントをチェックすることが重要です。
◆ポートの種類と数で選ぶ
自分が「何を接続したいか」を明確にし、必要なポートが揃っているか確認しましょう。
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- USB-A
- マウス、キーボード、USBメモリなど(最低でも2〜3個あると安心です)
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- HDMI
- モニターやテレビへの出力(4K対応かどうかも要チェック)
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- SD / microSDスロット
- デジカメやスマートフォンのデータ移行
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- 有線LANポート
- Wi-Fi環境が不安定な場所で、安定した高速インターネットをしたい場合
◆電源供給方式(バスパワーとセルフパワー)で選ぶ
USBハブを動かすための電源をどこから取るかによって、2つの種類に分かれます。
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バスパワー |
セルフパワー |
| 特徴 |
パソコン本体から電源を供給するタイプ。
ACアダプター不要で小型軽量。 |
コンセントから直接電源(ACアダプター等)を供給するタイプ。 |
| 適した用途 |
マウス、キーボード、USBメモリなど消費電力の少ない機器の接続。
持ち運びに最適。 |
外付けHDD/SSDやDVDドライブなど、消費電力が大きい機器の接続。
デスクに据え置く用途に最適。 |
持ち運びやすさを重視するなら「バスパワー」、自宅やオフィスで安定して複数の機器を繋ぎっぱなしにしたいなら「セルフパワー(またはPD給電対応のバスパワー)」がおすすめです。
■使う上で絶対に確認しておきたい注意点
USBハブ Type-Cを購入・使用する際には、以下の点に注意してください。
1. PC側の「Type-Cポートのスペック」を確認する
これが最も陥りやすい失敗です。ハブ側に「HDMI映像出力」や「PD充電」の機能があっても、パソコン本体のType-Cポートがそれらの機能(DisplayPort Alternate ModeやUSB PD)に対応していなければ、機能を利用することはできません。 購入前に、必ずお使いのパソコンの仕様書やマニュアルを確認しましょう。
2. バッテリーの消費について
バスパワータイプのハブは、パソコン本体のバッテリーを消費して作動します。そのため、ハブをパソコンに繋ぎっぱなしにしていると、何も機器を接続していなくても、ハブ自体が微量にバッテリーを消費し続ける場合があります。外出先などでバッテリー残量が気になる場合は、使わない時はハブを取り外しておくことをおすすめします。
■まとめ:自分の用途に合った最適なハブを見つけよう
USBハブ Type-Cは、ポート不足を解消し、パソコンの利便性を劇的に向上させる魔法のアイテムです。「MacBookで外部モニターを2台繋いで広々と作業したい」「iPadでカメラのSDカードをサクッと読み込みたい」など、あなたの具体的な用途に合わせて、最適なポート構成と機能を持つUSBハブを選んでみてください。